目次
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シティバイク(Citi Bike) とは?

基本情報
シティバイクは2013年にスタートし、2023年時点で、自転車が2万7000台、ステーションと呼ばれる自転車を借りたり返したりする場所が1700か所あります。マンハッタン、ブルックリン、クイーンズ、ブロンクス、そして、ニュージャージー州のジャージーシティ、ホーボーケンで、24時間利用することができます。
普通の自転車(Classic Bike)と、電動自転車(ebike)の2種類の自転車があります。
気になる料金は、以下の通りです。ここに税金がかかります。
基本料金(Unlock fee) | 延長料金 | |
Single Ride | 4.49ドル/1回30分まで (電動の場合、+0.26ドル/分) | 30分を超えると、1分毎に0.26ドル。 |
Day Pass | 19ドル/日 (電動の場合、+0.26ドル/分) | 1回の使用で30分を超えると、15分毎に4ドル。 (延長料金を取られないためには、30分毎に乗り換えることが必要です。) |
Annual Membership | 17.08ドル/月、205ドル/年 (電動の場合、+0.17ドル/分) ※Citi bankのクレカやデビッドカードで、10%オフ。 | 1回の使用で45分を超えると、 1分毎に0.17ドル。 |
- ほかにもいくつかオプションがあります。Citi Bike Pricing
- 紛失や盗難の場合、1200ドル+税がかかります。24時間以内に返却しないと、紛失とみなされます。
- 使用できるのは、16歳以上です。
- ヘルメットは付いてきません。必要な方は、持参しましょう。
- ハンドルの前に、鞄などを置けるスペースがあります。紐で鞄を固定できます。
事前に、スマホにアプリを入れておきましょう。
事前に、スマホにアプリ(Citi Bike App)を入れて、クレジットカード情報などを登録しておきましょう。

Single Ride の場合、Citi Bike App以外にLyft Appも使えます。私は、今回はこちらのアプリを使いました。

私は車以外でニューヨークへ行く際、行き方を調べるのに「Citymapper」というアプリを使ってます。こちらで検索すると、地下鉄のどのあたりの車両に乗る方が良いか、駅のどの出口が目的地に近いかも分かるので、とても便利です。
また、NJからバスに乗る際は「NJ Transit」というアプリで、バスチケットを買います。バスに乗る際に、こちらの画面をバスの運転手に見せます。
実際に使ってみました!(2021年)
※私は、Lyftのアプリを使っているので、その画面で説明します。
➀アプリで、自転車を借りられるステーションを探す。
アプリで、どこのステーションに、いま何台シティバイクがあるのかを確認できます。電動自転車があるステーションには、稲光のマークが付いています。緑色は自転車の台数が多いところ、赤は台数が少なくなってきているところ、そして、グレーになっているのは自転車が一台もないところです。
各ステーションのボタンを押すと、普通の自転車(classic)の台数、電動自転車(ebike)の台数、返却可能な台数(open docks)が表示されます。


➁ステーションで、使える自転車を探す。
ステーションについたら、使用できる自転車を探します。というのも、ステーションにあっても故障などで使えない自転車もあるからです。
緑のランプがついていれば使用可、赤なら使用不可です。


➂スマホで、QRコードをスキャンする。
自転車のハンドルの間のQRコードを、スマホでスキャンします。
この段階でも「この自転車は使えません」と表示されることがあります。緑のランプがついているのに、どういう事なの!?って感じでした。この点は改善を求めたい…。
スキャンしたら、カチャと鍵が外れる音がして、使用できる状態になります。
延長料金を取られたくない場合は、スマホなどでタイマーをかけておきましょう。自転車を返却するステーションを探す時間も考慮し、20分~25分くらいでタイマーをかけておくのがベターです。
④交通ルールを守って、安全運転。
当たり前ですが、自転車は車道を、自動車と同じ方向に走ります。自転車専用道路があれば、そこを走ります。信号機や道路標識もちゃんと守りましょう。
シティバイクのサイトには、事故を起こしてしまったら、ポリスを呼んでポリスレポートを書いてもらうこと、事故から24時間以内にシティバイクにも連絡することが必要だと書いてあります。→Reporting safety incidents
⑤ステーションに、自転車を返す。
スマホのアプリで、自転車を返すことができるステーションを探します。 各ステーションの返却可能な台数(open docks) をチェックします。
ステーションに着いたら、スタンドに前輪を入れて、緑のランプが付いたら返却完了です。緑のランプが付かないとずっと借りている状態になり、延長料金が加算されていくので、必ず緑のランプが付いたか確認しましょう。
この後、e-mailで領収書が届きます。

今回私は、自転車を返すステーションを探す時間を節約したかったので、借りっぱなしでした。延長分が36分で6.48ドルかかっているので、もし基本料金内の30分で乗り換えていたら、延長分の36分は、3.5ドル+1.08ドル(0.18×6分)=4.58ドルで済んだのだろうと思いました。
(ただ、返却ステーションを探したり、自転車に乗ってみてサドルなどを合わせたりする時間もあるので、実際はもう少しかかると思いますが。)

アプリがなくても、券売機(キオスク)で支払いができます。
旅行者などアプリが無い方でも、ステーションの券売機(キオスク)で支払いすれば、シティバイクを利用できます。ただし、買えるのは電動ではない普通の自転車の、15ドルのDay Passのみです。(2021年時点)
キオスクでクレジットカード情報などを入れ、表示された5桁の番号を、自転車の緑などのランプが付いている下にある「1,2,3」のボタンで入力すると、自転車の鍵が外れます。
5桁の番号は、忘れないようにスマホで写真を撮っておきましょう。番号を印刷するという選択ボタンもありましたが、紙切れで印刷されないこともよくあるので、番号を写真に撮っておくのが安心です。

実際にシティバイクを使ってみた感想
改善点はあるが、手軽さや経験としては◎
今回の体験から、シティバイクの良かった点、改善を求む点をまとめてみました。
- 30分以内で3.5ドルは格安。
- アプリでスキャンするだけなので、手続きが簡単。
- コロナの感染や地下鉄の治安悪化などの不安から、解消される。
- マンハッタンで、気軽にサイクリングできるのは嬉しい。
- 人気の場所では品薄になり、複数人で借りたい場合、同時に一緒の場所で借りられない。
- ステーションにあるのに、使えない自転車がある。
- 返そうと思っていた場所に空きがない場合、次のステーションを見つけないといけないので、その分延長料金がかかる。
- 16歳未満は利用できない。
今回、私は友達2人と観光客も多いセントラルパーク周辺でシティバイクを使ったので、「改善を求む点」が出てきたのかなと思いました。
1人で、しかも観光地ではない場所で使う分には、とても使い勝手が良いのかもしれません。
CHASEメンバー2人にも、感想を聞いてみました

これからの季節、自転車でセントラルパークを走るのはとっても気持ちがいいですよ♫アップダウンがあるので、いい運動にもなります。

42st ポートオーソリティー(バスのターミナル)近くのNew York Timesの所の自転車乗り場で借りて、ハドソン川沿いを南に走りました。地下鉄を使わずに、1人で移動するのに最適だと思いました。チェルシー位まで30分以内で移動できます。
ただ、車道を走るので、すぐ横を自動車が通るのがなかなか慣れず、怖いなと感じることもありました。
セントラルパークをサイクリングしてみて
今回、私の長年の夢だった、シティバイクでセントラルパークをサイクリングしてみました!
セントラルパークは、反時計回りの一方通行になっています。道路は、歩行者、自転車、自動車のレーンに分かれています。
この日は8月で結構蒸し暑かったけど、木陰もあり、風を切って自転車を漕ぐのは気持ち良かったです。観光客向けに走っている馬車と並走したりもしました。
私は、南西側からスタートして反時計回りに北に向かいましたが、北端に向かって下り坂が続きました。これって、帰りはどうなるのだろうと一抹の不安がありましたが、気持ち良さには逆らえず、ぐんぐんと下っていきました。
そして、北端の公園入り口を超えると、案の定、永遠に続くかと思われるようなゆる~い上り坂が…。無言でひたすら自転車を漕ぎ、着いた頃には汗だくになりました。

一緒に行った友達の一人は、電動自転車を選んでいましたが、そちらが大正解。セントラルパークをサイクリングされる方には、電動自転車を強くお勧めします!!
セントラルパーク内には色々と観光スポットがありますが、今回私たちはあまり時間もなかったので、とりあえず自転車を返すステーションの近くにあった「IMAGINE」と地面に書かれたジョンレノンの記念碑、ストロベリーフィールズに寄りました。


まとめ
いかがでしたか?
サイクリングに最適な季節になってきたので、みなさんもぜひシティバイクを試してみてはいかかでしょうか?
ニューヨークには、ほかにもおすすめのサイクリングコースがたくさんあり、Citi Bikeのサイト(Explore NYC)やNYCのバイクマップに掲載されています。ブルックリンブリッジをサイクリングしてみるのも気持ちよさそうですよね!
→こちらの記事では、セントラルパーク内にあるレストランについても書いてます。
→セントラルパークでアイススケートはいかがですか?
こんにちは、アクティブ担当ヘレンです。
今回は、話題の「シティバイク(Citi Bike)」をレンタルし、ニューヨークのセントラルパークをサイクリングしてきました。
シティバイクの乗り方や体験談を写真付きで詳しくレポートします。
セントラルパークのサイクリングは気持ち良かったですが、後半に試練が待ち受けていました…。
※2023年の情報も追加しました。