目次
NJ州の運転免許証について
NJ州の運転免許証の取得期限
NJ州では、一年間の観光目的の短期滞在者以外は、住居確定後60日以内に運転免許を取得しなければいけません。取得には、16歳以上である必要があります。
国際運転免許証があったとしても、アメリカに住所ができたら州の運転免許証が必要です。 (NY日本国総領事館のウェブサイト)
予約が必要です
現在、MVC(Motor Vehicle Commission、免許センター)に行くには、オンラインでの事前予約が必要です。
コロナ前は、書類を提出してクリアしたらもらえる受験許可証(Initial Permit)と、視力検査や Knowledge Test は同日で済ますことができましたが、2021月10月現在、書類を提出する日と、視力検査や Knowledge Test をする日、2つの予約が必要となります。
ですので、まず書類を提出する日 (Initial Permit) の予約を取りましょう。
Real IDについて
2025年5月7日以降、アメリカの国内線の飛行機に乗る際、Real IDと記載のある州発行の運転免許証の提示が必要です。(パスポートでも可。)
申請書に、普通免許かReal ID付き免許証の選択が出来るので、必要な方はReal ID付きを選択しましょう。
通常の免許証に後からReal IDを付けるという手続き(Upgrade)もありますが、わざわざそのために予約を取ったりするのは大変なので、必要であれば、新規に免許証を作ったり、免許証を更新したりする際に、Real IDを付けておくのがベターです。


申請書には、Weight(体重)とHeight(身長)を書く欄があります。体重はポンド(lbs)、身長はフィート(ft)&インチ(in)で書くので、事前に計算しておくとスムーズです。
NJ州の運転免許証取得に必要な書類
ここでは、駐在に来られて、初めてアメリカで運転免許証を取得する方向けにご紹介します。
必要書類も、駐在の方が実際に準備できるようなものを挙げています。このほかにもいろんな種類の書類があるので、詳しく知りたい方は、NEW JERSEY STANDARD LICENSE & NON-DRIVER ID REQUIREMENTSをご確認ください。
日本語で書かれている書類は、英語の翻訳証明が必要です。この翻訳証明は、在ニューヨーク日本国総領事館で発行してもらいます。(下記の自動車運転免許抜粋証明や婚姻証明は、これに当たります。)領事館に行くのにも、事前予約が必要ですので、早めに準備に取り掛かりましょう。
運転免許証の取得や更新については、係員によって本当に対応が違います。この記事は、あくまで私たちの経験に基づいたものですので、ご自身の責任において、受験勉強や書類の準備を行ってください。

➀身分証明書(PROOF OF IDENTITY/PROOF OF DATE OF BIRTH)
必要書類一覧の写真の青い部分です。各証明書類に点数が割り振られており、合計の点数(書類の数ではありません)が6points以上になる分の書類が必要になります。
また、PrimaryのカテゴリーとSecondaryのカテゴリーに分類されている書類から、それぞれ少なくとも一つ以上の書類の提出が必要です。
必要書類一覧の記載としては6points分の書類があれば足りるように読めますが、係員によって一部の書類は利用できない(何の不備もなくとも、見慣れないという理由だけで却下されることもあります…)と言われる場合があるので、その様なケースに備え、以下に挙げた書類をすべて(つまり、6pointsをゆうに超える分の書類)持参されることを強くお勧めします。

同じMVCであっても、係員によって対応が全く違います。点数としては足りていると主張しても、受け付けてもらえなかったという話もよく聞くので、以下に挙げた書類はすべて持参するようにしましょう。
Primary Document(4points)
下記のリストの上から2つ(パスポート&ビザ、日本の運転免許証&自動車運転免許抜粋証明または国際免許証)のいずれか1つで4pointsとなるように読めますが、駐在員特有の書類として必要になるものもあるので、以下の書類はすべて持参しましょう。
- パスポート、ビザ(パスポートを更新してビザと別々になっている場合、現在のパスポートとビザが記載されているパスポートの両方を持参しましょう。)
ビザ(VISA)とは、渡航先の国(ここではアメリカ)が発行する入国許可申請書類の一部です。日本にあるアメリカ大使館・領事館で申請します。
アメリカの場合、観光や就労を含まない短期ビジネス目的で、90日以内の短期滞在者であれば、「ESTA」を申請すればアメリカに滞在できます。ESTAはアメリカ大使館のウェブサイトから申請します。
- 日本の運転免許証と、日本総領事館発行の自動車運転免許抜粋証明(領事館申請方法)または国際免許証
※これがあれば、大抵の場合、実技試験が免除されます。
- 帯同者であれば、日本総領事館発行の婚姻証明(戸籍謄本の翻訳証明としての役割、領事館申請方法)(こちらは、ビザ保持者との関係を示すもので、上記のパスポートなどの身分証明書を保管する役割だと思われます。)
※領事館に婚姻証明を申請する際は、3か月以内の戸籍謄本が必要なので、渡米直前に日本の市役所で戸籍謄本を発行してもらいましょう。
- I-94
I-94は、MVCのウェブサイトの必要書類には書いていないように見えます(上記必要書類一覧のどの項目か不明です…どなたか分かる方がいらっしゃったら、教えてください…汗)が、実際には必要でした。
I-94は、I-94 Websiteから印刷できます。
アメリカ合衆国に入国する外国人の出入国記録情報です。2013年4月からデジタル化され、オンラインで取得できるようになりました。
Secondary Document(1points )
必要書類一覧の写真の黄色の部分です。 以下の中から、2points以上必要ですが、持っているものは、すべて持参しましょう。 (必要書類一覧の写真の Secondary のうち、黄色の部分以外は、駐在員で該当することはまれだと思うので、説明は省きました。)
- 銀行の取引明細書
- ATMカード
- 健康保険証
➁NJ州に住んでいる証明(PROOF OF NJ RESIDENCY)
必要書類一覧の写真の黄緑の部分です。 持っているものは、すべて持参しましょう。
- 税金の請求書などの、IRS(税務署)からの書類(前年以降のもの)
- 賃貸の場合、申請者の名前が記載された賃貸契約書原本
※例えば、契約書に夫の名前しかないと、妻の方の住所証明には使えません。賃貸契約の際は、連名にしておきましょう。名前や住所を探しやすいよう、該当箇所に付箋を付けておくなどすると良いです。
- 公共料金やクレジットカードの支払い明細書(90日以内のもの)
- 政府からFirst class mail(日本で言う普通郵便)で送られてきた郵便物(6か月以内のもの)
➂SSN(PROOF OF SSN OR ITIN)
必要書類一覧の写真の赤い部分です。
- SSN(Social Security Number)カード
※SSNのカードが郵送されたあと、カードと住所の宛名書きを切り離さないようにすれば、上記➁の居住の証明にも使えます。
SSNとは、Social Security Numberのことです。アメリカ市民、永住権保持者、特定のビザ保持者に発行されます。
ITINとは、Individual Taxpayer’s Identification Numberのことです。SSNが取得できない場合に、税務上個人を特定するための番号です。
➃帯同者であれば、就労ビザ保持者の同行等が必要です。
駐妻さんの場合、ご主人(就労ビザ保持者)のパスポート、ビザ、I-94、さらにご主人の同行が必要になります。まれに、ご主人の同行が必要でないと言われたという話を聞きますが、同じMVCでも係員によって言うことが違いますし、念のためご主人にも同行してもらった方が良いと思います。
テスト内容
視力検査(Vision Test)
視力検査(両目で 0.5以上の視力が必要)を受ける際、メガネやコンタクトレンズを使用している方は検査員に申し出ましょう。
Knowledge Test
Knowledge Test(知識テスト)は、パソコンを使用して行います。選択問題です。試験の文章の言語は、英語以外に日本語も選択することができます。変な翻訳の仕方をしている場合もあるので、英語と日本語を切り替えながら読むのが良いと思います。わからない問題はスキップして、後で考えましょう。
テスト勉強は結構しておかないと合格できないと思います。NJのMVCのサイトにも、Driver Manualが掲載されていますが、これを最初から最後まで読むのは現実的ではありません。
駐在員内で練習問題が出回っていたりすることもあるので、先輩駐在員に聞いてみると良いと思います。ニューヨーク便利帳にも予想問題が載っています。オンラインでも練習問題があります(driving tests New Jersey)。
不合格になった場合、次のKnowledge Testまで、7日間空ける必要があります。
実技試験
場合によっては、実技試験(ロードテスト)を要求されることがあります。(例えば、日本で免許を取得してから日が浅かったりする場合やゴールド免許でない場合など)

ロードテスト受けました(笑)私は日本で運転経験がなく、渡米直前に免許を取ったのですが、こちらで免許の試験を受けた後、私の日本の免許取得日を確認され、「あなたはビギナーだからロードテストが必要だ」と。。
テストの内容は縦列駐車とか一時停止とかだったと思うのですが、テストのアポもだいぶ先になり、当日張り切って自分の車で向かったら「この車はサイドブレーキ?がないからダメだ」と言われ帰されました(涙)
私の車は、サイドブレーキが足についているタイプだったのですが、おそらく緊急停止をするときにテストの監督官が手でブレーキをかけられるように手でかけるサイドブレーキが必要だっだのかな…いまだによくわかってません(謎)。
アポを取り直し、ロードテストの練習&車を貸してくれるのを商売にしているおじさんがMVCの近くに住んでいるようで、100ドルだったか支払ってお願いしました。
2回目のアポの日はおじさんの家に早めに行き、おじさんの家の前の道路で縦列駐車などを15分くらい練習させてもらえます。そしておじさんの車でMVCに向かい、テストを受けて無事合格しました。。
MVCによってはロードテストが必要だと言われない場合もあるみたいですが、一旦テストが必要だとハンコを押されたら覆らないので、渡米直前に日本で免許を取ってくるのはオススメしません。
実際、筆記試験からロードテスト合格まで半年くらいかかり、ほんといつまで免許のことやってんだろ、、って悲しくなりました。
ちなみに私の体験はノースバーゲンのMVCですが、2017年頃のことなので状況が変わっていたらすみません!
運転免許証の更新
更新時期について
更新の時期になると、MVCから郵送でお知らせが届きます。
更新に必要な書類
運転免許証取得の時とほとんど同じです。詳細は、上記「運転免許証取得に必要な書類」をご覧ください。
- パスポート
- I-94
- SSN(Social Security Number)カード
- NJの運転免許証
- クレジットカードの請求書
- 光熱費の請求書
- 銀行のステートメント(取引明細書)
- 賃貸であれば、賃貸契約書の原本
- IRSからの郵送物
- 帯同者であれば、就労ビザ保持者のパスポート、ビザ、I-94、同行。(不要だと言われたケースもあるので、定かではありません…。)

2022年11月に免許の更新をしました。コロナ禍では全く予約が取れませんでしたが、今回は前日でも予約が取れました。
必要書類は、上のリストに挙げてあるものを可能な限り持参しましたが、結局、NJの運転免許証、パスポート、SSNカードのみを確認されました。就労ビザ保持者の夫の同行も不要でした。これはあくまでその日のそのスタッフの対応ということなのかもしれませんので、念のため可能な限りの書類を持参する方が安心だと思います。
更新の数日前に、オンラインで住所変更を行っていたので、その手続きを行ったことが分かるようにオンラインの画面を印刷して持参しました。
オンラインでの手続き
もし、license renewal formを郵便で受け取ったなら、オンラインでも免許の更新ができるようです。詳細は、Online Serviceをご覧ください。ただし、駐在の方でオンラインで更新ができたという話は聞いたことがないので、永住者で何か条件を満たせば…という感じなのかなという予想です。
住所変更は、誰でもオンラインでできます。
バーゲン郡近隣の主なMVC
Lodi(ローダイ)
住所 | 8 Mill Street, Lodi, NJ 07644 |
電話番号 | (609)292-6500 |
営業時間 | 8:00 – 4:30 PM (月- 金)、 8:00 – 15:00 PM (土) |


2018年4月に、初めてアメリカの免許を作りに行きました。私は夫の帯同で渡米したので、夫の同行が必要でした。
Knowledge Test の勉強は、夫の会社で代々受け継がれている、どなたか作成の問題集とニューヨーク便利帳の問題をひたすら解きました。
MVCのスタッフの態度はすこぶる悪かったですが、少しでも反抗的な態度を見せると、手続きを進めてくれないという話を聞いていたので、とにかく笑顔で、スタッフの言うことにただただ従いました。

2017年に免許取得・2020年更新のために行きました。帯同なのに一人で乗り込んでしまい、再度夫の休みの時にチャレンジしました。
試験範囲の中でも通常の運転に必要な知識はもちろん、あまり我々には関係のないチャプター1(Driver License System)から結構出題があるのでご注意です。消火栓やスクールバスから離れる距離などの細かな数字系の出題があるので暗記しましょう。
何となくでは受からないと聞いたので、受ける直前2晩丸々使って、マニュアル片手に過去問を解いたり携帯アプリで勉強しました。本当に満遍なく出題されます。
更新の際は、書類チェックの担当者の運がなかったのか、怒鳴られ書類を投げられ散々な目に遭いました。(移民システムの記録とI-94の記録が違うというイレギュラーなケースに当たってしまいました。話が長くなるので割愛します。)冷静に対応すればいつかは大丈夫になるとグッと我慢しました。
最終的にNorth BergenのMVCを再訪し、そちらの担当者が少し詳しく調べたらすぐクリアとなり、無事に更新できました。
North Bergen(ノースバーゲン)
住所 | 8901 Park Plaza,90th and Bergenline Ave,North Bergen, NJ 07047 |
電話番号 | (609)292-6500 |
営業時間 | 8:00 – 4:30 PM (月- 金) 、8:00 – 15:00 PM (土) |


免許の更新に行きました。窓口のスッタフの方によって必要書類の加算方法が違ったので大変でした。シャー夫が一緒じゃないとダメという人や、邪魔だから向こうに行けという人まで…。Lodiと同じように、親切で優しい対応ではなかったのが残念でした。

更新や住所変更など、今までは近くのノースバーゲンが多かったです。想定内ですが、いつも一つ二つ嫌な思いをしてきました。が、一度だけコロナ前に息子を連れて行ったとき、かなり優しい対応にびっくりしました!アメリカ、本当に子供には優しい国ですよね。
コロナ後は、下記に詳しくありますが、私もセリーナ同様オークランドへ行ってきました。予約制だったので、ほぼ待つことなくスムーズに更新が終わりました。
Oakland(オークランド)
住所 | 350 Ramapo Valley Rd, Suite 24, Oakland NJ 07436 |
電話番号 | (609) 292 6500 |
営業時間 | 8:00 – 4:30 PM (月- 金) 、8:00 – 15:00 PM (土) |




つい先日更新してきました!オークランドのMVCですが、アポの時間に行けばほぼ並ばずに中に入れました。
入り口でアポの時間の確認をされ、左手のカウンターに書類を提出します。
持参した書類で必要だったものは、更新申込用紙(事前に印刷して記入することは可能ですが、間違った箇所がある書類は受け付けられません。二重線などもNGです。新しく書き直すかその場でもらって書くことができます)、住所の確認ができるパスポート、今のNJの運転免許証、SSNを提出すればOKでした。VISAの状況が確認できる書類も持参しましたが、必要ありませんでした。ビザ保持者の夫の同行は必要でした。
その後すぐ正面のカウンターに呼ばれ、更新料24ドルを支払い、写真を替えたい場合は撮影し、終了です。トータル30分もかからずでした!
車を買う際に、必要になるもの
車を買う際、スマホホルダー、子供のカーシートなどが必要になってきます。お忘れなく。
エイミー愛用
ヘレン愛用
ベビーカーにもなる赤ちゃん用カーシート
冬には、雪を取り除くブラシも必要です。寒さでエンジンがかからないこともあるので、ジャンプスターターを車に載せておくと安心です(充電を忘れず!。)。
ドライブレコーダーは、もし事故などを起こした場合に英語での説明が不安な方は、付けておくと安心です(うちは付けています)。
スノーブラシのセット
エンジンがかからない時に必要なジャンプスターター
ドライブレコーダー
まとめ
いかがでしたか?
アメリカで生活するには、交通手段の為だけでなく、身分証明書としても運転免許証があると便利ですよね。子供の学校や習い事の送り迎えがあるので、車の運転は不可欠になってくると思います。
書類を集めたり、試験勉強は大変ですが、ここは踏ん張りどころです!皆さんのご健闘を祈っています!
この情報は間違っている、変更になっているなどお気づきの点がございましたら、サイトのお問い合わせよりメッセージをいただけると大変助かります。サイトにできるだけ正しい情報をアップしていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。
運転大好きシャーロットです♪
お買い物や子供の送迎など、車が運転できると行動範囲が広がって楽しいですよね。
今回は、身分証明にもなり、日常生活に欠かせない運転免許証の取得&更新方法をご紹介します。アメリカニュージャージー州で初めて運転免許証を取得する際には、Knowledge Test(知識テスト)が必須なので、練習問題もぜひチェックして下さいね!
※運転免許証取得の手続きは、州によって異なります。ここでは、ニュージャージー州の手続きについてご紹介します。他の州でも似たような物が必要となると思うので、他の州の方もぜひ参考にしてみてください。
記事の公開日:2021年10月14日 最新修正日:2022年10月31日